出典:トップリーグ
トップリーグ概要
日本の社会人ラグビーは、15人制のユニオンで構成されるリーグ戦でジャパンラグビートップリーグと呼ばれる全国大会として開催されています。かつての地域ごとのリーグ戦と、全国社会人ラグビーフットボール大会を更に拡大し、発展させることを目的に2003から2004のシーズンから開幕しました。
トーナメント形式で16のチームによって行われるリーグの上位4つのチームで優勝決定戦を行います。開催場所は埼玉県の秩父宮ラグビー場もしくは東大阪市の花園ラグビー場など所々で開催されます。
トップリーグのロゴマーク
ロゴマークが意味するものは、日本ラグビー界の今後の時代のパイオニアとなる新しいチャレンジとしてふさわしく日本トップクラスの戦いに似つかわしいイメージかつ、その活動目標を的確に表すものです。
トップリーグのロゴ・デザインコンセプト
テーマに、全員が一致団結して目標へ進む様子を表しました。全体のニュアンスとして、新たに創立されたリーグの『新鮮でスタイリッシュな印象』を体現し、ロゴマークの書体にはパワフルなものを使用することで、『単純明快に』新しいチャレンジへの『不撓不屈の精神』を表しました。
ベースとなる基本カラーとして、「グラウンド」と「芝生」を表すオレンジとグリーンを用い、地にふんばり大地にまみれる姿をシンボルに。さらにアクセントカラーのブラックは、ラグビーの「屈強さ」をイメージしています。
このシンボルが示すものはすべての人に愛されることの実現として日本ラグビーフットボール協会にが目指す“情熱の象徴"と共に、世間や日本のラグビーに関わりを持つ人すべてに対して目標とするものを伝えています。
トップリーグの歴史
ジャパンラグビートップリーグが発足された目的は、日本全国の社会人チームのつわものが勢揃いし、レベルの高い試合を増やすことにより日本ラグビー界の活気づかせることを目標に掲げていると、2002年5月に日本ラグビーフットボール協会は発表。
初年度参加チーム
- サントリー
- ヤマハ発動機
- サニックス
- 三洋電機
- 近鉄
- NEC
- セコム
- 東芝府中
- 神戸製鋼
- クボタ
- ワールド
- リコー
そして本リーグが開幕されたのは、平成15年9月13日。国立競技場において行われた、神戸製鋼対サントリーの試合が最初でした。
トップリーグの変遷
トップリーグおよびマイクロソフトカップは、2005から2006までは別の大会でしたが、2007から2009年にはマイクロソフトカップがトップリーグのプレーオフとなりました。
かつてのトップリーグとマイクロソフトカップ、そして日本選手権の3大大会が、現在はトップリーグと日本選手権が2大大会となります。約10年前からはタイムキーパー制も導入されました。
トップリーグはプロのラグビーリーグなのか?
ジャパンラグビーのトップリーグの選手はプロ契約が主になりますが、まだ会社員であるアマチュアの選手も多く、完璧なプロリーグとはいえません。
しかしながらチームのほとんどは、シーズン中ラグビーの練習や試合に集中でき、オフシーズンであっても仕事と両立しながら練習しているチームがほとんどです。
また日本のトップリーグがスーパーラグビーのシーズンオフの時期なのもあり、国外選手の傘下も多く見られます。移籍には「移籍承諾書」を以前の契約チーム協会に提出してもらわないと、1年目は新チームの選手として出場できません。
トップリーグ まとめ
平成15年(2003年)に幕開けした日本最大のラグビーのリーグ戦。
昨今、外国のトップレベルの選手も多くプレーしていることから世界中から注目を集めています。昨年は、サントリーサンゴリアスが2シーズン連続となる5回目の優勝を収めました。
昨年から今年にかけてのリーグ戦は15年目となり、16チームが参戦し、8チームずつの2つのブロックで争うカンファレンス制。初戦は7試合の総当たりと、別のカンファレンスの各チーム6試合による交流戦で、合計13試合おこなわれ、各カンファレンスのトップ1・2である4つのチームによって最終的に順位をきめる、日本選手権ならびにトップリーグ総合順位決定のトーナメント戦がおこなわれます。
また入替制度も存在しており、新設された下部のリーグ、ならびにトップチャレンジリーグに所属しているチームにもランクアップの機会が与えられています。