ザ・ラグビーチャンピオンシップとは?
ザ・ラグビーチャンピオンシップは、南半球の4国の代表の強豪チームであるスプリングボクス・ワラビーズ・オールブラックス・ロス・プーマスによって開催される国際試合です。
この大会は、各国におけるラグビー協会により構成された合弁事業「SANZAAR」によって開催されています。
ザ・ラグビーチャンピオンシップの歴史
この大会は1996年~2011年にかけては、南半球3か国によるトライネイションズという名前のリーグ戦からなる国際試合でした。
「Tri」に語源は3か国の対抗戦であることを象徴する「3」と、「トライ=(Try)」を表した名称です。そして2012年から新たにアルゼンチンが加わったことにより「ザ・ラグビーチャンピオンシップ」という名称に変更されました。
そのことによって、オーストラリアVSニュージーランド戦は、各国の定期戦として有名であるブレディスローカップに組入られることとなりました。同様に、南アフリカ対NZの試合はフリーダムカップに、南アフリカ対AUS戦はマンデラチャレンジプレートが懸けられる運びとなりました。
ザ・ラグビーチャンピオンシップの特徴
かつての旧トライネイションズに出場していた3チームは、世界中でも最高峰の代表チームで、ハイレベルな激しい戦いとなります。この大会は、数々のラグビー大会の中でも間違いなくトップレベルの戦いといえるでしょう。また、各チームとも大差で圧勝するということはなく、いずれも白熱したゲーム展開が予想されます。
さらに各チームとも「世界最高のアタッキングラグビー」と称されるスーパーラグビーの参加国でもあります。アグレッシブな試合展開や、まるで生きているかの如くボールが動くことなどから、観客は最後まで飽きることなく試合を楽しむことができるのもこの大会の魅力です。
このラグビー大会の運営
南半球における4つのラグビー協会からなる合弁事業によって運営されています。また、SANZAARはスーパーラグビーの運営も担っています。
ザ・ラグビーチャンピオンシップの勝敗
試合形式はそれぞれのチームがその本拠地で1度ずつ、合計2回対戦するホームアンドアウェイ方式によって優勝国が決まります。
それぞれの勝ち点は以下の通りになります。
勝ちゲームの場合 : 4点
引き分けのゲームの場合 : 2点
敗けゲーム:の場合 : 0点
ボーナスポイントは以下の通り…
勝ち・引き分け・敗けゲームに関わらず、4トライ以上で1点獲得。
(敗けたチームは)7点差以内の負けで1点
ザ・ラグビーチャンピオンシップ2017
2012年の大会より、2007年ワールドカップにおいて3位の成績を収めたアルゼンチン代表が加わり新たに『ザ・ラグビーチャンピオンシップ』へと名称変更されました。世界のトップ3と南米が争うこの大会はまさにワールドカップと肩を並べるほど強壮で優勝することは容易ではなく南半球におけるラグビー界の一層の真価が期待されています。
この大会は8月中頃に始まり、10月の頭までという長期間で、それぞれの本拠地で1度ずつ、合計2回対戦するホームアンドアウェイ方式で開催されます。
更に、NZ対AUSの試合は、約80年の歴史を誇る「ブレディスローカップ」選手権も掛かり、NZはなんと14年連続で伝統杯を保っています。昨年大会では6戦全勝とNZは2年立て続けでの優勝を収めました。