サンウルブズ新ヘッドコーチにトニー・ブラウン氏

画像出典:ツールドラグビー

ジャパンエスアールは、運営・サポートを行うラグビー日本代表チームのヘッドコーチを交代させる。ということを公表しました。これはラグビーの国際大会「スーパーラグビー」参戦4年目を見据えた人事で、2019年シーズンに向けた大きな布石となります。なおこの発表は、2018年9月27日に行われました。

ジェイミー・ジョセフ現ヘッドコーチは日本代表に専念
 

ラグビーファン、日本代表に注目されている方々はすでにご存じと思いますが、スーパーラグビーに参戦するサンウルブズのヘッドコーチは、現ラグビー日本代表のヘッドコーチも兼任するジェイミー・ジョセフ氏。

 

日本代表も兼任するジェイミー・ジョセフの兼任は意味のあるものだった

サンウルブズに参加する選手は、今や日本チームの顔ともいえるリーチ・マイケル選手や。日本代表キャップ55を誇る堀江翔太選手なども所属、それ故、ワールドカップ2019に向けた強化の一環として日本代表のヘッドコーチである、ジェイミー・ジョセフ氏が指揮を執ることにも重要な意味があったと思います。

 

しかし2019年は、ワールドカップ本番となる年。ジェイミー・ジョセフ氏は本業となる、日本代表チームの本格強化や大会準備に撲殺されることが予想され、早晩に交代のアナウンスが待たれていました。

 

新たに「日の出國の狼たち」を率いるのはトニー・ブラウン

そこでこのタイミングで、新たにサンウルブズのヘッドコーチに任命されたのが、去年同チームのアシスタントを務めたトニー・ブラウン氏。トニー・ブラウン氏は、現在ラグビー日本代表のアタックコーチを務める実力と統率力に秀でた逸材です。

 

渡瀬裕司、ジャパンエスアールCEOも、「トニー・ブラウン氏は世界的に見ても稀有な才能の持ち主。彼にチームを統率してもらうことで、ラグビー日本代表と関連性も維持されると共に、サンウルブズの攻撃力も更なる飛躍を遂げることになると思います」という意味あいの声明を出しています。

 

渡瀬裕司、ジャパンエスアールCEOのコメント

同時に現ヘッドコーチである、ジェイミー・ジョセフ氏とトニー・ブラウン氏との関係性に触れ、「両氏はともに、日本代表・サンウルブズという国を代表するチームに関わった経験を持つ。それだけに信頼関係の継続や、チーム運営委方針の継承に関してもスムーズに進むと考えています」という意味合いのコメントも出しています。

 

トニー・ブラウン氏の補助としてスコット・ハンセン氏が続投

このようにワールドカップが開催される勝負の年である2019年は、2月から新たにトニー・ブラウンによる新体制が敷かれるサンウルブズ。気になるアシスタントコーチは、引き続きスコット・ハンセン氏が担当します。同時に勇退するジェイミー・ジョセフヘッドコーチも、オールジャパンの総監督としてチームに関わっていくようです。

 

トニー・ブラウン新ヘッドコーチは勝負の年にサンウルブズをどう指揮する?

スーパーラグビーに参戦を開始した2016年は最下位、翌2017年は全18チーム中17位、15チームが参戦する2018年は最下位に甘んじています。そんな中、2019年を見据えてトニー・ブラウン新ヘッドコーチには、大いに奮起を期待したいところ。

 

幸い同新ヘッドは、2018年6月に行ったジョージアとの親善試合で、チーム飛躍のヒントとなる手ごたえを感じた。とのコメントを出しており、今後の展開に期待が持てそうです。

2019年のスーパーラグビーは、2月15日開幕。我サンウルブズは、翌16日に南アフリカのシャークスと対決し、以降1つのゲームを国外ホーム試合として主催。国内ホームの試合は、強豪オーストラリアのワラターズを迎えて開催されることになっています。新生トニー・サンウルブズが善戦するように、応援したいですね。