出典:マイナビ
ラグビー強豪の欧州6ヶ国が互いに競い合う、130年以上の歴史を刻む、由緒正しい国際的なスポーツフェスティバル。それがシックスネーションズです。
ラグビーでの欧州最強を決める大会

シックスネーションズ(Six Nations)とはつまり、6か国対抗の国際ラグビー大会を意味します。冠スポンサーは英国の大手バンク、ナショナル・ウエストミンスター銀行。
そのため、頭文字を取ってナットウエストシックス・ネイションズという名前で開催されています。ホーム・ネイションズの4国間全勝をトリプルクラウンと呼び、更に全勝優勝を果たすとグランドスラムと呼ばれます。
グランドスラムとは
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グランドスラムは、約130年の歴史を誇り、例年2月の頭から3月の終わりにかけ開催される欧州の強豪6カ国がリーグ戦で競い合う大会のことです。
全勝優勝はグランドスラムと呼ばれるのに対し、ホームユニオンである4ヶ国間において優勝を収めると、トリプルクラウンと呼ばれます。1882年にスタートした記念すべき第1回大会は、ホームユニオンの4ヶ国で行われ、1910年にはフランス、更に2000年からはイタリアも参加し規模が拡大していきました。
2017年からは新たなルールとしてボーナスポイントシステムを導入することが決定しました。そして昨年は見事、アイルランドが王座奪還を果たし、実に9年振りとなる全勝優勝の偉業も達成しました。
シックスネーションズ 2018の見どころ
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出典:WOWOW
前回大会においては見事、イングランドが大会2連覇という栄光に輝きました。この背景には、元日本代表のヘッドコーチを務めたエディー・ジョーンズがチームの指揮をとったことが大きな要因であり、エディーが就任後のイングランドの成績は22勝1敗という記録を誇り、まさに今大会の最大の見どころとしては、エディー率いるイングランドが3連覇を果たすか否かというところでしょう。
そして、ワールドカップ2019ですでに日本との対戦が決まっているアイルランド及びスコットランドにも目が離せません。無敗を誇るイングランドに対し、前回大会で唯一勝利したアイルランドはその後2017年、ナショナルチーム同士で戦ういわゆるテストマッチにおいても快調で、イングランドを打ち破るのに最も近い存在と言えるでしょう。
スコットランドは、長い低調期を脱しつつあり前回大会においては3勝2敗の勝ち越しという成績を収め、今やどの国よりもダークホースに化ける可能性を持っています。
もちろん他の国も負けてはいません。ウェールズは最多優勝記録がなんと38回という実績がありますし、ほぼメンバーの全員が国内リーグTOP14の選手が占める本番に強いフランスや、3年前の大会以来の勝利を収めることにより優勝の戦線を乱す可能性を秘めた思わぬ伏兵のイタリアなど、どの試合も一瞬たりとも目が離せず各国の熱い戦いに視線が釘付けになること間違いありません。