ラグビーワールドカップ

出典:ワールドラグビー

ラグビーワールドカップの概要

それはラグビー世界一のナショナルチーム決定する世界選手権大会ことを指します。

1987年、第一回大会開催を皮切りに4年ごと開催。「ウェブ・エリス・カップ」という優勝トロフィー獲得を目指し、ナショナルチームが熱い戦いを繰り広げる大会で、現在はワールドラグビーカップリミテッド(RWCL)が委託を受け取り仕切っています。

「ワールド・イン・ユニオン」これが今回のワールドカップ主題歌です。

夏季オリンピック、更にはFIFA W杯とともにRugby World Cupは世界3大のスポーツイベントと、RWCL等は提唱します。

2019ラグビーワールドカップの「大会ビジョン」

世界中の人々と日本中を強い絆で結びつけ、今までにない試合を新しく「協」力し「創」りあげていく。「絆 協創 そして前へ」がテーマとなっています。すべての人が心をひとつに輝く未来へと進もうといったテーマを、大会ビジョンに掲げています。

ラグビーワールドカップの歴史

ワールドカップの開催が世界ではじめて提案されたのは1983年のこと。AUSとNZ両国のラグビー協会が国際ラグビーフットボール評議会(※現在のワールドラグビー)に、提案したことがきっかけでした。 しかし最初は却下されてしまい実現しなかったものの、両国協会は諦めることなく実現の可能性について検討し、ついに1985年にIRFBの会合により開催が実現。

FIFA W杯とオリンピックとの開催日程に被らないよう、試合は1987年に設定されました。

この結果を知受けIRFBのメンバーの8協会で投票が行われた結果、6対2という圧倒的な大差で開催が決定しました。(ちなみに反対の意思表示をしたのは、アマチュアリズムが脅かされることを懸念したスコットランド・アイルランドの2国)そしてついに1987年。NZ・AUSの共催で第1回大会が実現しました。この大会は両協会主催だったこともあり、予選はありませんでした。その後大会の主催はIRFBに変更されたことを受け、2度目以降は予選を経過し本大会へ駒を進める形式でオリンピック同様4年に一度(夏季五輪前年/冬季五輪およびFIFAワールドカップ翌年)の開催へと変更されました。

第3回までは北半球では初秋、南半球では初夏の国内シーズンを中心に開催していましたが、4回目以降は9月から11月がメインで南北の半球ともに同じ日程で開催しています。

ラグビーワールドカップの大会方式

第1回~第3回大会まではわずか16の国と地域のみが出場していましたが、4回目以降は出場枠が20国へと拡大していきました。

ラグビーワールドカップの予選大会

7回目の大会以降、前大会の予選のトップ3位に入った国は予選を免れることになりました。

ラグビーワールドカップ本大会

予選リーグと決勝トーナメントにより形式になります。

予選ではチームを複数に分け、そのプール内での1試合ずつ各チームと対戦。そして結果ごとに「勝ち点」が付与されます。

5回目の大会以降出場の20の地域が5つのチームごと4組に分かれ予選を争い、勝つと4点、引き分けで2点。そして敗けると0点となります。ボーナスポイントで4トライ以上1点。さらに7点差以内での敗戦だと1点が与えられ、その合計点数のトップ2のチームが決勝トーナメントに駒を進めることが出来ます。

決勝は、8チームのノックアウト方式で行われ、時間内に決着がつかない際は延長戦で勝敗を決します。

2019ラグビーワールドカップの新トーナメントマーク

RWCにとって新しい領域となる日本で、ラグビーの伝統国の選手、そしてファンが、「一丸となり」ラグビーを世界的なスポーツにするためにアジア初の大会を皆で「一緒に」創り上げる。

日本、そして世界中のラグビーのファンがその精神を「ともに」共有し、「団結する」。そして開催される都市を軸に日本全土の人々が「結束」し、世界中のラグビーファンをもてなし、記憶に残る経験をしてもらいたいという気持ちを込めて、大会テーマは 「ユニティ(Unity)」と名づけられました。

そしてロゴには日本の象徴ともいえる朝日と富士山とを、RWCのマークにあわせることによって日本と世界ラグビーの融合を表しています。