結構厳しいのはなぜ?! ラグビーのユニフォーム規定

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出典:ラグビーマガジン2018年7月号

ラグビーのユニフォームにはかなり厳格な決まりがあるのをご存知ですか?色の決まりから、なんと襟の高さにまで規定があるんです。そんなユニフォームの決まりについて、なぜそんな規定があるのかも含めお伝えします。ラグビー競技者のみならず、ファンも必読ですよ!

ラグビーユニフォームの襟についての決まり

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出典:ラグビーマガジン2018年6月号

ラグビーユニフォームに対する規定はかなり厳しく、襟の大きさまで細かく決まっています。かつてラグビーのユニフォームは、ボタン部分の帯状のパーツ、前立てがあるものしか許されませんでしたが、2008年から前立てのないユニフォームも公式に認められるようになりました。ちなみに、必ずしも襟がないといけないというわけではありません。

襟に関する規定は、前立てがあるユニフォームと、前立がないユニフォームとで別々です。ともに素材に関しては、ユニフォームとして相応しければ問題ないとされています。

前立てありのユニフォームの襟の高さ(襟の付け根から先端までの長さ)は、3.5㎝以上でないといけません。前立ての長さは10㎝~15㎝が決まりです。

前立てなしのユニフォームの襟の高さ(襟の付け根から先端までの長さ)は、3.5㎝以上の規定です。

ラグビーユニフォームのマークについての決まり

ユニフォームに付ける背番号やチームマークなどについても規定があります。

まず、マークの大きさは縦20㎝が上限となっています。次に、マークをプリントできる場所も限定されていて、左右胸の部分、左右の袖、全面と背面、背面の上、左右パンツの下の部分の9箇所です。

これらの決まりは、地域や大会によっても変わりますので、ユニフォームを作る場合には確認が必要です。

ラグビーユニフォームの色についての決まり

ラグビーは、タックルやスクラムが行われ、敵味方が入り交じって激しく動き回る競技です。そこで、審判がチームを区別しやすくするために、ユニフォームの色には一定の規定が設けられています。

まず、色は識別しやすい、はっきりした色でなくてはなりません。あいまいな色では混同しやすいためです。また、ユニフォームの全面と背面の色は統一するのが決まりです。マークなどではなく、ユニフォームの地の色のことですね。例えば全面が青、背面が黄色だったりすると、見ていて混乱してしまうからです。

ラグビーのユニフォームで人気なのがボーダー柄。これもチームの判別に困るような配色でなければOKです。

以前はユニフォームに黒色を使うのはタブーでした。これは、ラグビーの主審の服の色が黒だったからです。しかし、近頃は黄色や赤の審判福も多いため、黒のユニフォームも認められるようになってきました。目新しくてカッコいいかもしれませんね。