ワールドカップラグビー情報3

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2018年9月20日に1 YEAR TO GO KICK-OFF EVENTが東京某所で開催。このイベントで、日本代表ヘッドコーチ、ジェイミー・ジョセフ氏は次のようにスピーチしました。


2018年9月20日のジェイミー・ジョセフヘッドコーチのコメント

 

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ジェイミー・ジョセフ氏のコメント:(意訳)

ラグビー競技として最大のイベント、ワールドカップを1年後に控え感涙に堪えません。日本はこの大会のホスト国となるわけですが、私もその一員としてこの国が持つ素晴らしい文化や特徴を世界中の方々に発信できる。これはとてもワンダフルな出来事です!」

 

ジョセフヘッドコーチの意気込み

日本代表と強化チームの一つである、サンウルブズのヘッドコーチを兼任するジェイミー・ジョセフ氏。彼は我ら日の出國のラガーマンたちを率いて、2年もの間、さまざまなテストマッチや大会で戦い抜いてきました。

 

「私が代表チームのヘッドコーチに就任した直後、前大会2015年ワールドカップを最後に引退したプレイヤーも数多くいました。それもあって、チーム編成は簡単なものとはいえませんでした。しかし新たなチームは新鮮な血脈の加入もあり、2017年11月・2018年6月の遠征試合においても、満足できる成績を残すに至っています。この結果は、『スーパーラグビー』という、ハードなリーグにチャレンジしたことが無関係ではないでしょう。

 

これらの世界の強豪チームとの交流やリーグ参戦が、日本代表チームに与えた影響は計り知れません。結果として、以前は対戦することすら難しかった、名だたる代表チームとも接戦を繰り広げるレベルになってきています。残念ながらいまだ日本代表は、ティア1のレベルの実力にはありませんが、その差はわずかな物といえるでしょう」

 

このように、ジョセフヘッドコーチは過去2年の実績を強調するとともに、親善試合やテストマッチと本戦ともいえるワールドカップでの戦いは、全く異なるレベルであることも力説しています。

 

ジョセフヘッドコーチが説く今後の展望:(意訳)

「先にも述べましたが、ワールドカップはラグビー大会の最高峰。4年のインターバルをかけて世界の強豪チームが、十分なトレーニングと準備を施して大会に臨むわけです。この大会は、通常のリーグ戦やマッチ戦と異なりいずれのチームも持てる実力を如何なく発揮してくるでしょう。

 

当然のことながら、我々日本代表チームも今大会に体力・体調面で万全な体制で臨む準備をしています。しかしより重要なのは、いずれの試合においても安定したプレーを心がけることです。そのためには、精神面の精進も欠かすことができません。我々は全員一致の意識統一のもと、非常に強固な精神でもってチャレンジしていくつもりです」

 

2019年ワールドカップの初戦は9月20日のロシア戦

気になる本大会の初戦はロシアとの戦いとなります。大事な初戦を見据えて、ジョセフヘッドは次のように話しました。

 

「実のところ、ロシアというチームは未知数な部分が多くある。という印象です。今後より明確な戦略を立てるためにも、ロシアの事をより深く知る必要があるでしょう。本年2018年11月にはロシアチームと対戦します。この一戦は、本大会に向けて重要な前哨戦となることでしょう。

 

ワールドカップ本戦まで、我々には十分な時間があると考えています。今は11月の遠征に向けて集中する時期。大会には、若手と経験ある選手を混合したチーム編成で臨みたい。バランスの取れたチーム編成は、オールブラックスの例を見ても明らかですが、有効だと信じています。

 

日本代表チームの目標はベスト8入り

今大会における我々の目標は、ベスト8です。この目標は日本チームとして、前人未到の領域ではありますが、是非とも達成したいですね。直近数試合の結果で、選手たちも着実に自信と手ごたえを感じているはずです。我々はこの大会において、すべてがホームゲームとなるわけですから非常に優位。応援してくださる、日本の方々から多大なるパワーをいただきつつ、恥ずかしくない試合を展開したいものです」

 

今後の日本チームの予定

日本代表チームの今後の予定ですが、11月3日に味の素スタジアムでニュージーランドと、次いで17日にはイギリスはトゥイッケナムにて英イングランドと戦います。その後、先にも述べたロシアとの対戦が控えています。

 

ワールドカップでの戦い

本戦において、日本代表チームはプールAに所属。9月20日の開幕戦はロシア、28日にはアイルランドと対戦、月が変わって10月5日にサモア、13日にはスコットランドと熱い戦いを繰り広げることになっています。